今回も前回に引き続き、Line6「HX STOMP XL」の紹介。
今回は活用方法の一つ、リターン挿しについて説明。
内臓のアンプシミュレーター(アンシミュ)を使って音作りしたい人は是非参考にしてみてください!
HX STOMP XL
こんな見た目です。
リターン挿し
私がスタジオやライブハウスで本物のアンプを使う時の接続方法ですが、アンプにリターン挿しをしてます。
具体的には、「HX STOMP XL」のアウトプットから、スタジオやライブハウスに置いてあるマーシャルアンプの裏面にある、エフェクトループのリターンに挿します。
※表面のインプットは使用しません!
これでマーシャルのプリ部を通らずにパワーアンプに直接INされます。
どういうことかというと、マーシャルやJCのようなアンプは、内部にプリアンプ+パワーアンプを搭載しています(JCはさらにスピーカーも一体化)。
アンシミュはこのプリアンプの部分を置き換えて使うので、マーシャルのインプットに挿してしまうと、プリアンプ→プリアンプ→パワーアンプとなってしまい、プリアンプが重複してしまい、狙った音が出ない、ということになります。
これを回避するためにHX STOMP XLのアウトプットから、マーシャル(JC)のリターンに直接挿すことで、マーシャルのプリアンプをスキップし、パワーアンプに直接できます。経路としては…
HX STOMP XL(アンシミュ/プリアンプ)→マーシャル(JC)のパワーアンプ
となります。
プリアンプがアンプの音色に対して1番影響がある部分なので、ここを好きなアンプのモデリングを使うことで、本物のアンプを使わなくても出したいアンプのイメージに近い音が出せると思います。
注)リターン挿しの場合、マーシャル側のループレベルを調整しましょう。
Line6の「HX Stomp XL」のアウトプットがLINEの場合、ループレベルは+4db(high)にします。
ただ、ここは音量に直接関わるので状況に応じて調整してください。
マーシャルがJCM2000だとオンオフのスイッチ式だけど、JCM900の場合はツマミで細かく調整が出来るようになってます。
あと、リターン挿しの場合、マーシャル前面のコントロールはJCM2000だとマスターボリュームしか効かなくなります。
JCM900の場合はマスターボリュームとプレゼンス、リバーブのみが効きます。
Line6の「HX Stomp XL」の方は「Diezel VH4」をはじめとした各アンプのプリアンプを選んで使います。
改めて、接続ルートは、
ギター→ 「HX Stomp XL」のプリアンプ→マーシャルのパワーアンプ+キャビ
となります。
どんな環境でも大体同じ音が出るというのが1番の利点ですね。
・「HX Stomp XL」
・「HX Stomp」
・「HX Effects」
長くなったので今日はここまで。
次回はスナップショットについて書こうと思います。
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